それに文句を言う男が筋違い。
全部甘えさせればいい。
そして、そういう男にどこまでも気づかない女に
文句があるのなら、付き合わない方がいいかもしれない。
サッと離れられるのならね。
きっと、自分が寂しいと思う数と
同じ数だけ相手にも寂しい思いを
させているのだろう。
そして、接点が定まると貪るように
抱き合う。
一瞬の快楽の熱さは、
自分という人間の総てが
そこにあるような気持ちになる。
それは大抵二つの味がセットになっている。
求める味と味わいたくない味。
自由と孤独のように。
恋愛もそう。
お互いを求め合い、味わい合い、
気がつけば味わいたくないものに直面する。
だけど、それでも離れられないのは
やっぱり人の心。
気にかけなさ過ぎは冷たさの象徴。
きっと50/50が良いのだろう。
自分が機械だったら、
きっちりとその場所で線が引けるんだけれど。
血が流れていると、そううまくはいかない。